会社の数字の使い方
会社の数字の使い方 小山昇 ㈱KADOKAWA
あいまいな表現は使わず、数字に置き換える。
感情を「勘定」に変える。
経営もギャンブルも「数字」に強い人が勝つ。
数字とデータをもとに、検証と改善を繰り返す。
「成績の良い人ほど残業が少ない」理由がデータ分析で判明。「長く働けば成果が出る」という説には根拠がない。
残業をするのは、勤務時間中に全力を出していない証拠。
「残業が少なく、実績も出している社員」に共通しているのは「ヘロヘロ」なこと。つまり「仕事の濃度、密度が濃い」こと。
ITツールを導入した方が「圧倒的に得」である理由。
残業時間の減少を人事評価に連動させる。
時系列で数字をみると、いち早く会社の以上に気づける。
グラフにする。
経営は「率」ではなく「額」で評価する。
労働分配率と生産性(粗利額)はセットで考える。
生産性を上げる
・扱う商品を変える。・価格を見直し、値上げする。・設備投資する。・急ぎの仕事は特急料金をいただく。・ITツールを活用し、生産ロスをなくす。
「一度売ったらおしまい」のビジネスは儲からない。
高単価の鉄砲より、低単価の弾を売る方が経営は安定。
個人面談を行うと、社員は数字を意識しはじめる。毎月1回はやっている。
会社がどれだけ儲かっているのかが分からなければ、社員の心に満足感も危機感もなく、一体感は生まれにくい。
会社の損益は、社員の給料に関係している。
数字が理解できないのは「他人事」だと思っているから。
売上が上がっても経営が苦しいのはBSを見ていないから。
経常利益を意図的に少なくする。①潰れにくい会社をつくる。②銀行の評価を下げない。
・未来への投資に回す。・・・①お客様の数を増やす②社員教育③インフラの整備④経常利益
現状維持は後退と同じ。「5年で売上を2倍にする」長期計画を立てる。
・新しいことを、これまでと違うこと、を積極的に取り入れる必要がある。・・・新規事業、新規顧客、商圏広げる、ITで効率化、社員教育、新卒採用、、、、。
「決算に関する方針」を明確にして、会社法に基づいた経営をする。